とにかく本を読んでいるブログ

読書ブログ。海外コミック、アメコミ、純文学、海外文学、漫画、絵本。

翻訳経過その2

centerburg tales.その後、全部読みました。4話目 「パイとドーナッツの穴とあの人のこと」 ユリシスおじさんがジュークボックスを買った。それに見知らぬオッサンが持ってきたレコードをかけたら皆が歌い出した!…というわけで素読み終了。 とりあえず、 ・タ…

ホーマーくん続編翻訳計画

計画というのは、まだ素読みの最中だから。とりあえず4話中3話読みました。英語力がないというのは辛い。1話目『ヘラクレスじいちゃんの話』 ホーマーくんのおじいちゃんは皆に昔話を話すのが大好き。でも、ホントか嘘か分からないような大げさな話をするも…

Terry Moore 『STRANGERS in PARADISE』

ストレンジャーズ・イン・パラダイス。私の大好きな作品。「DC.MARVEL.以外のアメコミって何があるのよ」と問われたときに、私が迷わず挙げている作品です。ストーリー、キャラクター、共に一級品で、特に伏線の張り方が上手いです。 が、日本で知名度がイマイ…

神保あつしの単行本が欲しい話。

少女漫画の対極にある漫画家といえばなんでしょうか。そう、神保あつし先生ですね!将棋世界、日本農業新聞、漫画ゴラク連載中!ザ・オヤジの星な漫画家です。基本四コマ作家なんですが結構面白いんですよ。恥ずかしながら私は1冊も買えておりません。だって…

『バットマン:ザ・ラストエピソード』の絵本の話。

『バットマン:ザ・ラストエピソード』です。注:ネタバレあります。 アメコミって解説の小冊子ついてること多いんですが、書いてなかったので紹介します。他の単行本より小ネタの多い話ですしね。物語の根幹に関わる絵本なんですが、実在します。 『おやすみ…

ロバート・マックロスキー『ゆかいなホーマーくん』には続編があるよ。

子どもが知恵と機転で問題を解決!という児童文学は沢山あります。 アストリッド・リンドグレーンの『カッレくん』シリーズ、ビバリー・クリアリー『ヘンリーくん』『ラモーナ』、エーリッヒ・ケストナー『エーミール』等々、有名所が多すぎて混乱するんです…

読もう!Kristen Gudsnuk!

今、アメコミ、バンド・デシネは邦訳が続々出ていて、財布は悲鳴をあげるし、もう持ってた原書の扱いに困るしで、実にいい時代だなと思います。 でも、Marvelとかの大手出版社か、映像化でもしない事には、日本語訳そうそう出ませんね。 具体的に言うとKrist…

Twitterを始めたらどうも詐欺グループから電話が来た話。

このブログ、ほぼ自分しか見てない様なので、宣伝も兼ねてTwitter初めてみたんですが。その日の夜に不正アクセスがあり、翌々日変な番号から電話が来ました。府中には住んでませんし、+881などで始まる番号は衛生電話らしいのです。いわゆるワン切り。高額な…

オーストラリアの漫画はやっぱりオーストラリア全開だ。CAMPBELL WHYTE『HOME TIME』

オーストラリアの漫画家CAMPBELL WHYTEによる『HOME TIME』が面白いのです。キャンベル・ホワイトでしょうか。下校時間、下校時刻と訳すみたいです。 大まかなあらすじは、終業式を終えた小学生が、帰り道に川に落ちて 不思議な妖精の国へ! という感じ。異世…

世界SF大賞傑作選

世界SF大賞傑作選1~8全7巻を読破しました! 1~8なのに3巻がありません。何故? 全部買ったら書いてあるかなと、買い揃えたのに書いてありませんでした。気になる。今頃亜空間を漂っているか、異星人の聖書になっているか、全8巻なのに3巻しか出なかったパラ…

レイ・ケネディー Ray Kennedy って何者?

たまたまジャケ買いして気に入ってるCDがあります。 アイリッシュフォークのライブ盤で、大体有名な曲ばかり歌ってるかんじのCDです。 CDに表記されてるWild Irish Roverで検索すると、ケルトの雄、ダブリナーズが出てきますが、アイリッシュって、喉が酒焼…

アート・スピーゲルマン『マウス』と併せて読みたい

マウスです。リーマンギャンブラーではありません。 もともと晶文社で全2冊で出てました。 大体平坦な内容なんですよ。あらすじの通り話は進むし、暗いし辛いし、本当の事なんだろうなーとは思うけどやり切れなくなるし。 でも、読んだ後に誰かと話がしたく…

岸政彦からロレンスへ

岸政彦の『断片的なものの社会学』がとてもよかったので、先生のTwitterでオススメしてた社会学の本、『ディスタンクシオン』を少し前に借りて読みました。 階層化した社会では、文化、風俗、趣味嗜好もまた階層化していく、という本で、2巻なんかはまるで自…

尾崎一雄『暢気眼鏡』

先日読んだので。どうしても昔の作品は調べないとわからないところがあります。 ・マネキン倶楽部 conex-eco.co.jp ・ホリゾンタル blog.livedoor.jp それにしてもこの主人公はクズですね。昭和初期の文士といえば少なからず放蕩気味なところはあるもんでし…

三原順の『はみだしっ子』と映画『脱出』について

映画『脱出』は…ジョージア州の山奥の地。 ダム建設のため水没してしまう自然豊かなカフラワシー川を カヌーで下ろうとするルイス、エド、ボビー、ドリューの四人組。 楽しい川下りが続くかに見えたが、途中で出会った二人の山男に エドとボビーが拉致され、…

ジェフ・スミス 『ボーン』の事

Netflixでboneの制作が発表されました。 ew.com白いボーンという生き物と、とある滅亡した王国のその後の顛末を描く傑作ファンタジーです。 日本での邦訳は、全9巻の内モノクロ3巻までなんですが、今後どうなるんでしょうか。 翻訳は安定と信頼の小野耕生。…