読もう!Kristen Gudsnuk!
今、アメコミ、バンド・デシネは邦訳が続々出ていて、財布は悲鳴をあげるし、もう持ってた原書の扱いに困るしで、実にいい時代だなと思います。
でも、Marvelとかの大手出版社か、映像化でもしない事には、日本語訳そうそう出ませんね。
具体的に言うとKristen Gudsnukもっと流行んねぇかなって思ってます。
カタカナにするとクリステン・ガズナックでしょうか。細かい発音は不明ですが。
この人の本、なんか日本の90年代のアニメ、少女漫画辺りの匂いがすごいするんですよ。るーみっくなノリとか、ヘタウマな絵柄とか。
悩める女の子の描き方が秀逸で、表情豊かでかわいいのです。
古臭いんじゃないんですよ。ちゃんとそうした文化を消費して、Comicsじゃなく漫画としてComicsしてるという感じ。
日本の少女漫画が好きな方が、この人の本読みやすいと思います。
今の所単行本は4冊出てます。
HENCHGIRL
下っ端の娘とでも訳すのでしょうか。
ギャング団の下っ端マリーとヒーローの恋の行方!とか、両親は凄く有名なヒーローで、特に無能力なマリーのジレンマは悪の道に走る!とか、どこかで見たようで、意外とどこにもなかったりするストーリーは引き込まれること必至です。
一般的なアメコミの様に事前に知識のいることもなく、すんなり読めます。
セーラームーンとか、セイントテールとか、キャッツ・アイとか、その辺が好きな人、オススメの1冊です。
MODERN FANTASY
ダンジョン&ドラゴンズと会社生活を混ぜたストーリー。原作付きです。
魔法のある世界でうだつの上がらない女の子sageは、ルームシェアの魔法使いや飲み友達のエルフと一緒に、捕まったり悪魔退治したりというお話。
ジェスロ・タルは普通にこの世界に存在してるらしいです。
MAKING FRIENDS
右が2巻です。友達の作り方みたいな訳でしょうか。
学年が変わって友達が居ない女の子ダニーは大叔母の遺品から書けば何でも本当になる本を手に入れて、友達を生み出してしまって…というお話。
ハッキリ言うと、ウイングマンのドリムノートです。2巻ではコピーロボットや人間用モンスターボールが出てくるので、ドラえもんに近いかも。
オマージュを気にしない自由な発想の作品です。十代の家族関係とか、人間関係とか、登場人物がそれぞれ悩んでいるのがいいのですよ。
とにかくこの作者好きなんですよ。絵も。話も。もっと流行ってほしい人です。